テニスにおいてフォアハンドは最も使用頻度の高いショットです。
それゆえに、フォアハンドが安定すればテニス力そのものが向上します。極端な話、フォアハンドさえしっかり打てれば「テニスができる」と言っても過言ではないです。
ここでは、フォアハンドの打ち方やフォームを安定させるための7つのコツについてお伝えします。
- グリップ
- 左手
- テイクバック
- 手首
- 打点
- フォロースルー
- 初心者が特に意識すべきポイント
1つずつ押さえていけば、きっとフォアハンド力が向上します。
フォアハンドのグリップ
最初のポイントはグリップです。言い換えると、ラケットをどう握るかということです。
ラケットの握り方は大きく分けて4種類あり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
フォアハンドにおすすめのグリップは、セミウエスタングリップかウエスタングリップですが、初心者のうちはボールに対してラケット面が素直に出てくるイースタングリップで練習するのも良いかもしれません。
いずれにせよ、それぞれのグリップに対する違和感がなくなるくらい、練習のときに握り変えして試しておくと、プレーの幅が広がります。
フォアハンドでの左手の使い方
2つ目のポイントは左手(非利き手)です。ラケットを握る反対側の手の使い方がとても重要なのです。
左手がブラブラと遊んでいる人は、身体を使ったスイングができていない可能性が高いです。
左手を身体の横に伸ばすと、肩が入り、腰が捻られ、軸足に体重が乗ります。左手が使えていないということは、これらが全てできなくなります。
左手は常にラケットに添えて、ラケットを引くときは左手も一緒に引く(というか、左手で引く)ようにすると良いです。
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フォアハンドのテイクバック
3つ目のポイントはテイクバックです。ラケットの引き方のことです。
テイクバックで重要なポイントは「引きすぎないこと」と「面およびヘッドの向き」です。
初心者の頃教えてもらったテイクバックが、ラケットにボールを真っ直ぐ当てること最優先の場合、それをそのまま使い続けるとNGテイクバックになっている可能性があります。
フォアハンドでの手首の動き
4つ目のポイントは手首です。テイクバックからの一連の身体の動きを、最後にラケットに伝えるのが手首です。
「手首を固めましょう」「手首を固めるといいです」などと言われたことはないでしょうか。
ここは結構誤解を招きやすいポイントだと思っていて、決して手首に力を込めて固めるわけではありません。手⇒手首⇒上腕のかたちを決めるだけで力を入れる必要はないのです。
フォアハンドでは力の抜けた自然なスイングをしていれば、自然と手首はラケットに引っ張られ、自然と「手首を固めたかたち」になります。
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フォアハンドの打点
5つ目のポイントは打点です。テニスではインパクトが最重要だという人もいます。
ボールの勢いに押されて打点が詰まる。
ボールに近づきすぎて打点が詰まる。
どんなプレーヤーでもよくあることです。
反対に打点さえ決まれば、いつものスイングの効率が最大化し、良いボールが打てます。
最適な打点を見極めるには「ボールのバウンドする地点をよく見ること」と「左手を縦と横両方のものさしとして使うこと」です。
ボールがバウンドしてから打点までは2mくらい飛んできます。ベースライン付近に立っていてボールがよく詰まるという人は、1mくらい下がって待ち構えたほうが良いでしょう。後ろに下がる動作は難しいですが、前に走る動作が比較的簡単です。
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フォアハンドのフォロースルー
6つ目のポイントはフォロースルーです。インパクトした後のラケットの振り抜き動作のことです。
ラケットの振り方には大きく分けて、縦振りと横振りがあります。
軟式テニスでは縦振り主流、硬式テニスでは横振り主流といえるでしょう。
そしてフォロースルーはそれぞれのスイングの結果、決まった位置に収まるようにできています。
反対にいえばフォロースルーの位置を見ることで、どんなスイングだったか想像がつきます。フォロースルーはスイングの結果であって、意識的に改善するものではありません。良いスイングには良いフォロースルーが自動的についてきます。
ラケットが振り抜けないとか、フォロースルーが窮屈だと感じる原因は、なにかしら他のところにあるものです。
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フォアハンドの初心者向けポイント
最後のポイントは初心者向けのアドバイスになります。
技術的な話というよりは、意識的な話になりますが、もしご参考になれば幸いです。
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さいごに
テニスにおいて最も重要なフォアハンドを安定させるためのコツ7つをお伝えしました。
スイングの流れに沿って順にポイントとして押さえてみましたが、いかがでしたでしょうか。
フォアハンドに自信が持てれば、テニスそのものが楽しくなることは間違いありません。
全然打てない・・・から、フォア側ならなんとか打てる!に変わる瞬間です。
おそらくここが初心者から初級者になって、テニスをずっと楽しめるかどうかの最初の壁なのではないかと感じます。
突き詰めればキリがない奥深い技術なので、周りと較べて凹む必要はありません。
昨日よりも今日、今日よりも明日と進歩していければ万々歳です(*^^*)