テニスにおいてバックハンドはとても重要なショットです。
初心者〜中級者では特にフォアハンドに較べて苦手意識が強く、それゆえ試合で狙われやすい部分でもあります。反対に相手のバックハンドを集中的に攻める組立てができれば、試合展開を有利に進めることができるでしょう。
バックハンドの技術を底上げすることは、弱点を減らしてテニス力そのものを底上げすることに繋がります。
そして、バックハンドはフォアハンドに較べて、プレーヤーによって明確に好みの型が分かれるものです。
型によってはグリップチェンジが必須となるので、まずはその点をおさらいします。
0,グリップチェンジ(主に硬式テニス)
その上で、それぞれの型におけるバックハンドの打ち方とそのコツについてお伝えします。
1,両手打ちバックハンド(硬式テニス)
2,片手打ちバックハンド(硬式テニス)
3,軟式バックハンド(ソフトテニス)
さらに、スピンだけでなくスライスショットについても解説します。
4,バックハンドスライス(主に硬式テニス)
バックハンドが得意と言えるように、バックハンド力を向上していきましょう!
バックハンドへのグリップチェンジ
バックハンドは多くの場合、コンチネンタルグリップを使います。
フォアハンドを厚く握っていると、バックハンドで打ちたいときにグリップを回して打ちやすいグリップ位置に合わせてやる必要があります。
これが初心者にとっては、かなりの鬼門です。
両手打ちバックハンド(硬式テニス)
バックハンドの基本は「両手打ち」です。
両手で支える分、面は安定しますし、片手より繊細なショットも扱いやすいです。
まずは素直に両手打ちバックハンドを覚えていきましょう。
▼ 両手打ちバックハンドに必要な要素をおさらいする! ▼
片手打ちバックハンド(硬式テニス)
片手打ちバックハンドはシンプルでとてもカッコいいものです。
フェデラーに憧れて、片手打ちでいくと決めた人も多いのではないでしょうか。
実用的な魅力としてはリーチが長くなりボールに届きやすいことや、腕の可動域が広がった分威力が増すことです。
両手打ちに較べて、安定感に欠けるのと、教えられる人が少ないのが短所といえるでしょう。
▼ カッコいい片手バックハンドを習得したい! ▼
軟式バックハンド(ソフトテニス)
私はソフトテニス(軟式テニス)から入っているので、軟式バックハンドのほうが得意です。
硬式でもある程度は軟式バックでプレーできます。
その大きな特徴はフォアと同じラケット面でバックも打つこと。
硬式だとフォアは手のひら(表面)で、バックは手の甲(裏面)で打ちますが、軟式では両方手のひらで打ちます。
厚い握りで打つので、打点がかなり前になるのと、スピンをかけやすいのも特徴です。
ただ、高い打点を処理するのはかなり難しいところです。
バックハンドスライスの打ち方
バックハンドといえばスライスショットです。
フォアでもスライスは打てますが、バックほど使用頻度は高くありません。
スライスは緩急を変化させることで相手の動きを止めたり、こちらの態勢を立て直す時間を稼いだりと、用途は様々です。
初心者〜中級者くらいだと、ボールに間に合わないときの逃げのスライスが一番多いかもしれません。
上で取り上げてきたスピンショットよりスライスショットのほうが、返球するだけなら比較的簡単ですしね。
しかし、スライスを使いこなせれば相当な武器になることは間違いありませんし、中級者レベルまでならバックはスライスのみでも十分勝負になります。
習得にあたり、スピンとの違いを理解していないと、私のように苦しむことになるかもしれません。
自分がこうあってほしいと思う考えはハズレてるかもしれんから、正しく見て正しく判断するんや!って最近ハマってる「アオアシ」に描かれてたわ!
▼ バックハンドスライスの打ち方やコツを知る ▼
さいごに
バックハンドストロークのコツや打ち方を網羅しました。
バックハンドの苦手意識は、練習量の多いフォアハンドに頼る癖と、そこからくる反応遅れによるミスに起因するものです。
ミスっても繰り返し練習すれば、確実に感覚は良くなりますし、精度は上がっていきます。
1つずつ、諦めずに取り組んでみてください。考えながら取り組むことで、テニスはもっと楽しくなります。