テニスのフォアハンドにおいて初心者が特に意識すべきことの段

 

テニスのフォアハンドにおいて初心者が特に気にすべきポイントについて解説していきます。

 

テニスを初めたての頃って、周りからいろんなことを一気にガーッと言われて

「いやいや、そんなに一気にできないっす(´・ω・`)」

ってなりがちです。

 

もっというと周りのアドバイス通りにやっているつもりが、やれできていないだの、これできていないだの、

「あーっ、こっちはやってるつもりなんだよ!!(# ゚Д゚)」

って抑えが効かなくなったり笑

カエル
周囲のアドバイスは要らぬお節介なことが多いからな・・・。ま、わいが素直じゃないだけかもしれんがな ε- (´ー`*)フッ

 

やるべきことは一つひとつの動作の積み重ねであり、いずれ慣れていけばいいことなので、

最初の取っ掛かりとしてはもっとシンプルでいいはずです。

 

いくつか思うところを挙げてみますので、賛同された方は挙手・・・はいらないので重点的に意識においてみてください。

(そういえば最近読んだ本に「一度に教えるときは3つまで」って書いてあったのでそうします)

 

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脚を動かす

1つ目は「脚を動かす」ことです。

私のようなおっさんだと辛いとこですが、テニスをやる以上少なからず脚を動かすことは避けられないはずです。

 

脚を動かすことで、相手のボールへの反応が早くなり、

脚を動かすことで、打点まで速く移動できて準備が早くなり、

脚を動かすことで、細かい打点の調節がスムーズになって良い球が打てる。

 

スプリットステップっていうと難しいので、とりあえず軽く膝を曲げてずーっとパタパタと脚を小刻みに動かすイメージを持ってみてください。

しんどいですが、棒立ちになることはありません。

 

振り遅れの原因は準備が遅いから。準備が遅い原因は脚が動いていないから。

極端な話、脚さえ動いていればフォームがぐちゃぐちゃでもボールは返ります。そしてフォームは最初に変な癖がつくと良くないと言いますが、変な癖のない人のほうが少ないです。それにその気になれば後からいくらでも修正が効きます。

 

うまく打てないとき、最初にフォームを気にしがちですが、そのほうがラクだからです。グリップがどうとか、テイクバックがどうとか、フォロースルーがどうとか、細かいところに目が行きがち。

しかし、最初に気にすべきは脚が動いているかどうかです。

身体全体をつかって打つ

2つ目は「身体全体をつかって打つ」ことです。

フォアの細かいフォームはあとから修正するとして、大雑把に手打ちにならないようにだけ気をつけたいところです。

脚⇒腰⇒肩⇒腕と全身を使ってパワーを増幅し、打点でのスイングスピードを一気に上げます。

 

子どもは目一杯ラケットを振ります。目一杯振って、そこから徐々にコートに収めていく感覚を養っていきます。

無論、そのためのドリルはいろいろとあって、大人によるポイントごとの指導は欠かせないものではありますが、初めたばかりの子どもは常に全力です。

 

年齢が上がるにつれて、全力が出しづらくなっていきます。元気がない、身体の可動域が狭い、精神的につらい、全力はしんどい、全力ってなんだっけ?・・・理由は様々ですが、例えば50m全力ダッシュとか大人になってやらないですよね笑

 

フォアのフォームを決めていく方法は2つあります。

  1. 小さく構えて当てるだけ、そこから徐々に腰や肩を使った打ち方を覚えていく
  2. 思いっきり振って、そこから徐々にコートに収まるよう調整していく

 

大人は主に1で、子どもは主に2で覚えていくといっていいでしょう。

1でも全然良いのですが、思いっきり打つ感覚が養えません。常に6〜8割程度の力でしか振れなくなる恐れがあります。

 

なので、初心者の頃こそ、細かいことを考えずに「身体全体をつかって思いっきり打つ」ことを意識してほしいのです。身体全部でラケットを振れてるというイメージ、感覚がとても重要で、どんなときでもその感覚を忘れないようにしたいところです。腕だけ全力でブン回したところで大したボールはいかないことを知ってください。

(注)無茶して怪我してはなんにもなりませんので、しっかり柔軟した上で自分の身体が動く限界までの全力にしておいてください。

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ミスを恐れない

3つ目は「ミスを恐れない」ことです。

全力で身体をブン回して打つと、大抵大きくアウトします(アウトしない方は腕しか使えていないか、力が弱いかのどちらかです)。

 

すると周りから、やれこうしろだの、もっとこうしたほうがいいだの、煩いことを言われると思います。

ですがここで屈してはいけません!

 

屈した結果、フォームが縮こまって、コートに入れること・置きにいくことが最重要になります。

すると手打ちの完成です。アウトするのが怖くなって手打ちでしか打てなくなります。一番癖づけてはいけないパターンです。

 

較べるのは周りではなく、昨日の自分自身です。

自分が「いけそう!」と思うなら誰になんと言われようが続ければいいし、「ダメそう・・」ならやめればいい。

「いけそう!」と思うなら、「今日はミスしても気にしない日にします!」と事前に周りに宣言しておくといいです。

その上で自分なりの調整に注力します(もちろん信頼のおけるコーチがいて、コーチが言うことを信じるというならそれはあなた自身の「いけそう!」な選択ですのでそれでいいと思います。どーでもいい人の意見に流されるなってことだけです)。

 

試合でミスが怖くてラケットを思うように振れないというのはよくあることです。

ですが、練習以上のことはどう足掻いたってできません。

試合で思いきり振ってそれでアウトしたなら、それは価値あるチャレンジです。手打ちで中途半端に置きにいった球を相手に決められるより100倍価値があります。

 

まずはいつものフォームが手打ちにならないように、練習中から良い意味でミスすることに慣れておきましょう。

チャレンジしてミスしたなら誰が責めたって自分が褒めればいいのですから。

さいごに

フォアハンドにおいて、というよりフォアハンドに限らず意識すべき3つのポイントになってしまいました笑

まぁフォアハンドストロークは初心者が最初に取り組むべき最重要ショットなので、間違ってはいません(; ・`д・´)

 

  • 脚はこまめに動いているか
  • 身体全体を使って打てているか
  • ミスを必要以上に恐れていないか(いつも以上の自分を見せようとしていないか)

 

初心者はこの3点に、特に気をつかってみてくださいね。

 

(追伸)

長くテニスをやっていると、周りのアドバイスが肚落ちする瞬間っていうのがあるんですよね。

その時その時では言われたことを頭で理解はしていても納得はしていない。なぜなら身体はその通りに動かないから。

でも、自分のレベルが上がって「あ、あれはそういう意味だったのか!」とストーンと吸収されて簡単に身につく瞬間というのがある。

自分の身体は自分にしか動かせないので、個人個人で動かすイメージが違うから、そういうことが起こるのだと思います。

 

今回の3ポイントも直ぐには肚落ちしないかもしれませんが、具体性のある細かなテクニックの話ではないので、意識に留めておいてもらえると嬉しいです。

 

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