テニスのサーブのルールを完璧に網羅するの段

 

カエル
テニスのルールのなかで一番ややこしいのがサーブのルールや。
初心者もある程度慣れてきたやつも、一回しっかりおさらいしとこーで。

カエル
そもそもなんで「サーブ」っていうか知ってるか。
サーブって言うたり、「サービス」って言ったりするな。テニスの起源は「ジュ・ド・ポーム」っていう舌噛みそうなフランス貴族の遊びが始まりやったんやが、最初の1球はコートの外にいる召使いが投げたんやそうや。んでラテン語由来の「サービス(service)= 召使い」からとったんやそうや。まぁどーでもええんやけど。。いまでも料理出すこととか商売人がサービスしまっせみたいな感じでも使うよな。サービスするからって、接待テニスやるわけじゃないんやで。
PICKUP
▼ サーブ以外のルールについて ▼
スポンサーリンク

テニスのサーブのルール 〜基礎編〜

まずは基礎編と題して、最低限知っておきたいサーブのルールです。

これだけ押さえておけば、友人とテニスしたり練習試合くらいなら問題ないでしょう。

カエル
わかりきってるなら基礎編は無視して、詳細編だけ確認してもらってもええで。

サーブとは

まずはサーブの定義です。

テニスのサーブとは「手でボールを空中に投げ上げ(トス)、そのボールが地面に落ちるまでにラケットで打つこと」です。

トスすることはトスアップともいいます。

また、サーブをラケットで打ち返すことをレシーブといいます。

 

ここでのポイントは、サーブはボールを投げ上げて地面に落ちるまでに打てばいいので、

ラケットを上から振ろうが横から振ろうが下から振ろうが問題ないということです。

ですが、多くは威力と安定性を鑑みて、上から打つことが多いのです。

カエル
上から打つなら、バチーっと「トロフィーポーズ」を決めるんやで!
また別の機会に話すが、トロフィーみたいなポーズからサーブを繰り出せば安定するっちゅーこっちゃ!

サーブ権の決定

テニスの試合はサーブから始まります。

ですので、最初にどちらがサーブを打つか、サーブ権を決定する必要があります。

 

サーブ権の決定の方法は、ラケットトスもしくはコイントスです。

公式試合では審判がコイントスを行い、審判から指名されたプレーヤーが表裏を当てるのですが、

プロの試合含めそれなりの試合にならないと実施されません。

 

したがって、一般プレーヤーはラケットトスを覚えておけば大丈夫です。

ラケットトスの手順

  1. 一方のプレーヤーAが「フィッチ(Which)」とコールし、もう一方のプレーヤーBが「アップ(スムース)」か「ダウン(ラフ)」を宣言する。なお、プレーヤーA/Bはその場のノリで決まるときや、ジャンケンで負けたほうがプレーヤーAとなるときがある。ダブルスの場合は前衛サイド(アドバンテージサイド)のプレーヤー2人で実施するのが一般的。
  2. プレーヤーAがラケットヘッド(ラケットの先端)を地面につけて回転させ、倒れた後にグリップエンド(グリップの先端)を確認する。なお、ラケットを地面と水平に持ち、片手を添えて空中で回す方法や、落下を防ぐためネットの上で回す方法もある。
  3. グリップエンドの向き(図1)を確認し、プレーヤーBの宣言通りならプレーヤーBが、宣言と逆ならプレーヤーAが選択権を獲得する。
  4. 選択権はサーブ、レシーブ、コートのいずれか1つを選択できる。サーブを選べばサーブ権を得る。レシーブを選べばレシーブ権を得る。例えばプレーヤーAがサーブあるいはレシーブを選択した場合、プレーヤーBはコート(ネットを挟んでどちら側でプレー開始するか)を選択することができる。なお、相手に選択権を譲ることもできる。

テニスラケットのグリップエンド

文章でみるとちょっとわかりにくいですが、一度やってみれば直ぐにわかります。

サーブは1ゲームごとに交代するので、最初にサーブ権を取れなかったからといって悲観することはありません。コートも然りで奇数ゲーム終了後にコートチェンジするルールがあります。

基本的にサーブ側が有利なテニスですが、得手不得手がありますし、その時々のコンディションで先攻めを取りたいとか、後攻めを取りたいとかあるかと思います。

また、風上・風下、太陽の位置によってサーブが打ちにくい場合にレシーブを選択することもありますが、相手のとるコートによって状況は反転する上、コートチェンジのルールがありますので、1ゲーム目でこちらが打ちやすければ2ゲーム目で相手も打ちやすい、その逆もまた然りと平等になっています(風向きが変わればわかりませんが)。

 

ということで、選択権を得た場合はどうするかを試合前に予め決めておくと、迷わなくて済むかと思います。

カエル
わいなんかは敢えてレシーブを取って後攻めを選ぶことが多いかな。
1ゲーム目獲られても「レシーブやったからしゃーない」って気持ち切替えやすいし、
選択権を相手にとられた時でもサーブ選ぶやつが多いから
どっちにしろレシーブスタートにできる可能性が上がるしな。

サーバーとレシーバー

サーブを打つ人のことをサーバー、サーブを返す(=レシーブを打つ)人のことをレシーバーといいます。

サーバーがサーブを打って、レシーバーがレシーブするところから試合は始まります。

サーブの立ち位置

サーバーの立ち位置は決まっています。

デュースサイドアドバンテージサイドです。

 

図2.デュースサイド 

テニスコートの各名称とサーブのルール(デュースサイド)

図3.アドバンテージサイド

テニスコートの各名称とサーブのルール(アドバンテージサイド)

デュースサイド(右)から始まり、アドバンテージサイド(左)、デュースサイド(右)、アドバンテージサイド(左)・・・

と各サイドから交互にサーブを打ちます。

 

レシーバーはどこに立っても構いませんが、各サイドの対角線上のサービスコートに向けてサーブが飛んでくるため、

基本はサーバーの対角線上に立ちます。

サーブを打てる箇所

サーブを打てる箇所は「各サイドの対角線上のサービスコート」です。

サービスコートにノーバウンドで入れる必要があります。

 

入らなかった場合「フォルト(fault, フォールトとも言う)」となり、もう1度サーブを打ちます。

2度目も入らなかった場合「ダブルフォルト(double fault)」となり、失点します。

カエル
サーブは各ポイント2回まで打てるっちゅーことやな。
ファーストサーブ(first)、セカンドサーブ(second)って言うんやで。
基本的にファーストサーブは強気に、セカンドサーブは堅実に打つもんや。

 

ちなみにサービスコート内はもちろん、ライン上も「イン(in)」となり、サーブ成功。プレー継続です。

また、ネット上部の白い部分(白帯)に当たって、サービスコートに入った場合は「レット(LET)」となり、プレーやり直しです。

 

ファーストサーブがレットとなったら、ファーストサーブから

セカンドサーブがレットとなったら、セカンドサーブからやり直しとなります。

 

なお、白帯に当たっても、サービスコート外に落ちた場合はもちろんフォルトです。

カエル
「フォルト」と「アウト(out)」の違いをたまに聞かれるから言うとくけど、
フォルトはサーブの時の話、アウトはサーブ以外の時の話な。サーブ以外の打球でネットにかけたりライン割った場合は全部アウトや。
アウトはその名の通り一発アウト、すなわち即失点や。

 

サーブを打つ順番

サーブを打つ順番は、サーブ権を取ったほうから1ゲームごとに交代します。

例えば、あなたがサーブ権を取ったなら、

1ゲーム目はあなたがデュースサイド⇒アドバンテージサイド⇒デュースサイド⇒・・・とゲームが終わるまで打ち、

2ゲーム目は相手がデュースサイド⇒アドバンテージサイド⇒デュースサイド⇒・・・とゲームが終わるまで打ちます。

これの繰り返しです。

 

 

ここまでで最低限押さえておくべきサーブのルール説明は終わりですが、最後にダブルスの場合について簡単に触れておきます。

ダブルスの場合

シングルスとダブルスの違いは、コートの広さとサーブを打つ順番です。

 

図4. ダブルスの場合

テニスのダブルスのサーブの順番

Bがあさっての方向向いてますが、気にしないでください(笑)

 

まずコートの広さですが、アレーもコート内となるため、ダブルスサイドラインまで各サイドが広がります

(厳密にいえば、サイドが広がると言うのは正しくないのですが、イメージがつきやすいのでここではそう説明しています)

 

デュースサイドもアドバンテージサイドも2歩分くらい広くなるイメージです。

 

図4ではデュースサイドにいるAからサーブが開始されています。

それでは、サーブの順番がどう変わっていくか、基本の流れを説明させてください。

 

  1. 前衛側(アドバンテージサイド)にいるBとDがラケットトスをし、Bがサーブ権を獲得
  2. 1ゲーム目、Aがデュースサイド⇒アドバンテージサイド⇒デュースサイド・・・とゲーム終了までサーブを打つ
  3. 2ゲーム目、Cが(以下同上)
  4. 3ゲーム目、Bが(以下同上)
  5. 4ゲーム目、Dが(以下同上)
  6. 5ゲーム目以降、2〜5を繰り返す

 

ABペアの一方 ⇒ CDペアの一方 ⇒ ABペアのもう一方⇒ CDペアのもう一方⇒最初に戻るの順番ですね。

カエル
よくどっちサイドからサーブやったか、どっちサイドのレシーブやったか忘れそうになるんやけど、
そういうときはポイントのカウントを思いだすとええで。ポイント合計が偶数ならデュースサイド、奇数ならアドバンテージサイドからや。ま、いまのポイントいくつやったかが一番よく忘れるとこやから、あんま効果ないかもやけどw
卵が先か鶏が先かやな。

 

基本の流れは以上です。

ここから少し細かい話をしますので、お疲れの方は読み飛ばしてください。

<1ゲーム目の流れ>

ダブルスでは最初に、ペアのどちらのプレーヤーが先にサーブするかを決めます

AからサーブしてもBからサーブしても構いません。

ただ、サーブはシングルスと同様にデュースサイドから開始されるので、最初にデュースサイドにいるプレーヤーAが1ゲーム目のサーブを打つことが一般的です。

レシーブ側も同様で、ペアのどちらのプレーヤーが先にレシーブするかを決めます

Cが先にレシーブしてもDが先にレシーブしても構いません。

レシーブ側はどこに立っても良いですが、ボールはサーバーの対角線側に飛んでくるので、基本レシーバーはデュースサイドに立ちます。

なので、最初にデュースサイドにいるプレーヤーCが1ゲーム目のレシーブを打つことが一般的です。

 

<2ゲーム目の流れ>

サーブ側とレシーブ側が交代します。

ダブルスではプレー中のサイドを固定するのが一般的です。

なぜなら役割分担して、どちらかのサイドに特化して練習を積むほうが効率的だからです。

それにサイドをコロコロ変えると頭が混乱します。

 

なので普通は1ゲーム目でAがサーブを打ったのなら2ゲーム目ではAからレシーブ、

1ゲーム目でCがレシーブを打ったのなら2ゲーム目ではCからサーブ、となります。

 

ただ、、ルール上はサーブの順番とレシーブの順番は別個に決めていいのです。

つまり1ゲーム目でAがサーブを打って2ゲーム目でBからレシーブ、

1ゲーム目でCがレシーブを打って2ゲーム目でDからサーブ、としても良いということです。

 

ただし、一度決めたサーブの順番とレシーブの順番はそれぞれ、そのセット中は変えてはいけません

ゲーム中に順番が変わっていることが発覚した場合、その次のゲームから元に戻すようにします。

 

なので、サーブの順番をA⇒B、レシーブの順番をB⇒Aのように逆にすると、ものすごくややこしいです。

なお、3セットマッチの場合は、セットごとにサーブの順番とレシーブの順番を変えても構いません

 

いかがでしたでしょうか。

タイブレーク方式やノーアド方式の場合は、サーブを打つ順番や打つサイドについて少し事情が異なりますが、別記事で解説することとします。

まずは通常のゲーム進行だけ押さえておけばOKで、ちょっと試合する分には困らないでしょう。

 

 

さらに詳しくサーブのルールを知りたい場合は、以下の詳細編までどうぞお付き合いください。

テニスのサーブのルール 〜詳細編〜

ここでは詳細編と題して、サーブにおけるフォルト(フォールトとも言う)やレットの細かいルールや、時間制限、

またルール違反ではないものの気持ちよくプレーするために必要なサーブのマナーについて解説していきます。

カエル
特にフットフォルトは知らずしらずやりがちやし、
セルフジャッジやと誰もフォルト取らんから
自分で注意してプレーしてほしいとこやな。

フォルトとレットの条件

テニスコートの各名称とサーブのルール(デュースサイド)

サービスコート(各ライン上含む)にサーブが入らなかった場合、「フォルト」になります。

また、ネット上部に当たってからサービスコートに落ちた場合、「レット」になります。

 

この2つを基本として、他にもフォルトやレット、あるいは失点になる場合があります。

  • サーブを空振りした場合は「フォルト」
  • サーブがポスト(ネット両端の柱)に当たったら「フォルト」(たとえ当たった後サービスコートに入ったとしても「フォルト」)
  • サーブを打ち損じてサーブした本人に当たったら「フォルト」
  • ダブルスで、サーブがペアの味方に当たったら「フォルト」

カエル
ダブルスでペアの背中にサーブぶつけた時は気まずいなぁ・・(笑)
ちなみに、トスを上げてもラケット振らんかったら「フォルト」にはならんから、
トスが乱れたら「すみません」って言って一度止めるとええで。
  • レシーバーが準備してない状況でサーブを打っても「レット」(レシーバーが「ノットレディ」とコールすると「レット」になる)

カエル
相手が用意してないときに打っても、そりゃあやり直しになるわな。
ってかマナー的にどうよって話や。
  • サービスコートに落ちる前にダイレクトでレシーバーに触れたら「レシーバーの失点」
  • ダブルスで、レシーバーのペアにダイレクトで触れたら「レシーバー側の失点」

カエル
ボーッとよそ見してたらぶつけられて終わりやで。
レシーバー側はどこに立っててもええけど、ぶつけられたら自業自得やな。
サーバー側は速球に自信があるんやったら「ダイレクトアタック」かましたるのも一手やな。

 

ちなみにサーブ以外でも「レット」になることがあり、例えばラリー中に他のコートからボールが転がってきて邪魔になるようなら「レット」にできます。

ラリー中にネット上部に当たってネットインしたボールは「コードボール」と呼び「オンプレー(プレー継続)・ノーレット」です。

フットフォルトの条件

他にもフォルトになるケースがあります。

それが「フットフォルト(足のフォルト)」です。

 

テニスコートの各名称とサーブのルール(アドバンテージサイド)

 

フットフォルトとなる条件は以下の通りです。

  • ボールをトスする瞬間からラケットに当たるまでに、ベースラインまたはコート内を指一本でも踏む
  • ボールをトスする瞬間からラケットに当たるまでに、センターマークの仮想延長線上(図の点線)を指一本でも踏む、踏み越える
  • ボールをトスする瞬間からラケットに当たるまでに、サイドラインの仮想延長線上(図の点線)を指一本でも踏む、踏み越える

カエル
図のデュースサイドもしくはアドバンテージサイドの囲いの中から打てっちゅーこっちゃ。
ちなみにダブルスの場合はダブルスサイドラインまでならフットフォルトにはならんで。

カエル
あと大事なんが「ラケットに当たるまで」っていうとこがミソやな。
ラケットに当たってからフォロースルーの間なら、ラインを踏もうがコート内に入ろうがフットフォルトにはならんで。
でないと、サーブん時その場で飛び上がってその場で着地せなあかんから、えらい窮屈なフォームになってまうしなー。
  • 助走する

カエル
あー、これな。テニスではその場で1,2歩動くくらいしか許されんのや。ステップ踏むくらいやな。
だからバレーボールみたいに格好いいジャンプサーブ決めたろう思ってもルール違反なんや、残念ながら。

 

フットフォルトは審判から見づらい上に、サーバーも自分の足元は見てないので知らずしらずにやりがちなミスです。

しかもセルフジャッジの試合(審判不在でプレーヤーがお互いに審判する試合)では、レシーバー側がフットフォルトだとコールすることができません。つまり、サーバー側の自己申告しかないため、ほとんどフットフォルトを取られることはないわけです。

 

とはいえ、あからさまにルール違反してもつまらないだけので、自分がフットフォルトしがちだと練習でわかっていれば、特に注意してプレーすべきでしょう。

サーブの時間的制約

一般プレーヤーにはあまり馴染みのないルールかもしれませんが、サーブを打つ時間は決まっています。

具体的には「前のポイントが終了してから25秒以内」です。

 

25秒以内に打たなかった場合、タイムバイオレーションを取られ、1回目は警告、2回目は失点となります。

ちなみにファーストサーブとセカンドサーブの間には時間制限はありませんが、速やかに打つのが原則です。

また、サーブ同様にコートチェンジの時間は90秒、1セット終了後次セット開始までの時間は120秒と定められています。

 

ただ、この25秒ですが、正確に測っているわけではなく、主審の感覚によるところが大きいのです。

たとえストップウォッチなどを持っていたとしても、どのタイミングで押すかは主審に委ねられています。

 

テニス最高峰の大会であるグランドスラムではショットクロックが採用されましたが、これでさえ押すタイミングは主審に委ねられているのです。

主審によって数秒程度の誤差が生じるため、グランドスラムにおいて2018年から20秒⇒25秒以内と少し時間が伸び、2020年度から一般向けにも25秒以内が正式ルールとなりました。

 

このような時間的制約はすべて、試合時間短縮のための措置であり、観客を飽きさせないための仕組みです。

現在では同様に、ノーレット(サービスエリアにサーブが入ればそのまま試合続行)、ノーアド(デュースを実施しない)、タイブレークのポイント変更、セット内のゲーム数変更など、時代のニーズに応じたルール変更が実験的になされつつあります。

サーブのマナー

ルール的には問題ないものの、マナー的にはNGといったことがあります。

例えば、フットフォルトやタイムバイオレーションは、ルールよりもマナーの側面が強い場合があります。

 

他にもマナー的に良くないものとしては

  • サーブのトスを何度もやり直す

カエル
フォルトにはならんけど、まぁ普通はやり直しても1回までやな。
  • 相手がフォルトしたボールを思いっきり返球する

カエル
普通に返球するでも良くないのに、思いっきり返すのは最悪や。
ファーストとセカンドの間を空けたらテンポ乱すし、基本的にはネットにかけるべきやな。
コートの後ろに置いてもポケットに入れてもええで。
もし相手コートに返ってもうたら「すみません」って謝るんやで!
  • ボールを送るときに声掛けやアイコンタクトをしない

カエル
サーブのボールを送るときは、相手がこっち向いてるのを確認してからや。当たり前やな。
ダブルスの場合は、2個あるボールを別々に持ってることもあるけど、サーバーから遠い人から返球していくのが基本やで。
  • レシーバーの準備ができていないのにサーブを打つ

カエル
これも当たり前やな。
レシーバーが「ノットレディ」といえばレットにはなるんやけど、それでも気分の良いもんじゃないからな。
ただ、ファーストサーブとセカンドサーブの間隔を空けないように、レシーバー側も留意すべきではあるがな。
  • セルフジャッジの試合でサーブ前にカウントを言わない

カエル
セルフジャッジの試合ではサーバーがサーブを打つ前にカウントをコールするのが基本や。15−0とかな。
ちっちゃい声で相手に聞こえてないのに、いきなりサーブ打ち込んだりするのはマナー違反なんやで。

 

 

あと、マナー的にも問題はないんですが、相手が怒る可能性があるのが「クイックサーブ」や「アンダーサーブ」です。

戦術的に相手の意表を突くために使うことが多いですが、和気あいあいとテニスしてるときにいきなりこんなことするとブーイングを受けるかもしれません(笑)

 

同様に「ダブルスの時の相手前衛へのボディアタックやパッシングショット」。。

真剣な試合なら良いのですが、そうでない場合は状況に応じて使うようにしたほうが良さそうです。

カエル
女の子とかおばちゃんに思いっきり打ち込んだら非難ゴーゴーやで!怖いわ〜。。

キープとブレイク

最後に「サービスキープ」と「サービスブレイク」について、少しだけ触れておきます。

 

テニスではサーバー側がゲームを獲ることを「サービスキープ」、レシーバー側がゲームを獲ることを「サービスブレイク」と呼びます。

略して「キープ」「ブレイク」と呼称することが多いです。また、相手に「ブレイク」されたことをサーバー視点で「サービスダウン」といいます。

 

何故、このような用語があるかというと、テニスにおいてサーブがとても重要だからです。

ある一定レベル以上の試合になると、サーブが試合を左右する大きな要因となります

サーブは唯一自分で調節したボールを自分の好きなところに自分ひとりの力で打てるショットです。

強烈なコントロールの効いたサーブが高確率で入れば、その後の展開が有利になることは言うまでもありません。

 

なので、テニスは基本的にサーブ側が有利となり、如何に自分のサービスゲームを確実に「キープ」し、リターンゲームでリスクを負って「ブレイク」するかが勝敗のカギとなるのです。

スポンサーリンク

さいごに

テニスはサーブから始まります。

サーブのルールを良く把握することは、テニスをプレーする上で重要なことです。

 

とはいえ、頭でっかちになっても始まりません。

 

まずはコートに立ってみて、サーブの立ち位置と、どこに打たなければならないかを確認する。

サービスコートに入らなかったら「フォルト」でもう一回、二回フォルトしたら「ダブルフォルト」、ネットに当たったら「レット」

くらいのことを覚えておけば、細かいことは追々覚えていけば問題ありません。

 

サーブがビシッと決まれば気持ちいいものです。その感覚を少しでも味わってもらえたなら嬉しいです。

 

スポンサーリンク